司法書士試験に合格してからも、工務店での勤務は続けていた。
そもそも、司法書士に興味はなかった。当時、わさ丸が目指していたのは弁護士。
じゃあ、なぜ司法書士試験を受験したのか?
法科大学院に入学するためである。
高卒わさ丸が法科大学院へ入学するには大学を卒業している必要があった。
社会人として働きながら大学へ行くのは当時のわさ丸には不可能。
法曹への道を半ば諦めつつも、法科大学院の募集要項を見ていると、司法書士試験合格者は学歴関係なしに、法科大学院の審査を通れば、大学院の受験ができるとの記載を発見。そうして、司法書士試験合格に向けて勉強を開始した。(今はどうなのか不明)
4年目に無事合格。時間的には大学へ行くのと変わらなかったけど、おそらく法的知識は大学で学ぶよりもついたと思うし、何よりも、司法試験に失敗しても司法書士にはなれるという状況になれたのは大きかった。
予備試験は、わさ丸が弁護士になりたいと思った時にはまだ実施されておらず、法科大学院卒業者による新司法試験と旧司法試験が両立していた時期で、旧司法試験は・・・合格率1%レベル。受ける気にもならなかった。
そんなこんなで司法書士試験に合格したのち、引き続き工務店で働きながら、役に立たない試験合格者向けの研修を受けていた。
そして出会ってしまった。のちに入ることになる事務所の代表に・・・。
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