わさ丸が入った司法書士事務所がヤバすぎた その3

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林君からの電話をもらって数日、わさ丸は人違いをしていること、なんたら先生から連絡があるかもしれないことすら忘れて仕事をしていた。

そんなある日、仕事も終わりに差し掛かっている時、見知らぬ番号から着信が。思い出した、なんたら先生じゃない?そう思い、電話に出る。

ここで断っておくと、司法書士試験に合格すると、多くの司法書士と名刺交換をする。同年度合格の人はもちろんのこと、スカウトも多いので・・頂く名刺だけでも数十枚は軽く超える。よって、名刺と名前と顔は一致しない。ゆえに、なんたら先生となる。

電話に出ると、やはりなんたら先生だった。ちょっとした雑談のあと、今度の土曜日、ご飯でもどう?と提案してきた。その日は司法書士の青年会の祝賀会みたいなものが予定されていた。青年会というのは、司法書士会とは違う任意団体?で、さまざまな社会活動をしている司法書士の集まりだ。

土曜日は青年会の集まりに呼ばれているのでとお断りすると、なんたら先生も青年会会員とのことで、集まりに来ると言ってきた。忙しいわさ丸には一石二鳥だった。集まりも面倒だったので。

そして、土曜日。青年会の集まりに参加。いろいろ先輩方の話を聞いている最中、ひとりの司法書士が店に入ってきた。その司法書士先生は、最初のころ、研修で、この人はやだなぁと直感的に思った大先生。

あの先生のお名前は?小声で先輩司法書士に聞くと、なんたら先生だよ と。

はい???

あの・・・方が?

いや、でも話してみると良い先生なのかもしれない。そう思いつつ、ハイボールを飲みまくる。わさ丸は酒には強いほうです。

が、青年会の集まりの中で、なんたら先生が話かけてくることはなかった。

ん~、人違い?どうなってんだろう。

そう思いつつも、青年会の祝賀会?は終了した。

わさ丸、お店を出る。

帰ろうかな、、と思い、歩きだすと小声で話かけてくる人物が。

なんたら先生だった。

はい、こんばんわ。 声小さいな!

 

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